トイレの便器についた黒ずみ。見た目も良く無いため落とそうとスポンジなどで擦ったがなかなか落ちずに困ったという経験はありませんか?
今回はそんなガンコな黒ずみを簡単に落とす3つの方法をご紹介します。
トイレの黒ずみの原因とは
まず、どうしてトイレに黒ずみができてしまうのか、その原因を説明していきます。
トイレの黒ずみは、空気中のほこりやカビ、トイレの水垢などの汚れが原因で発生します。また、トイレのタンク内にもカビや汚れが発生することがあり、それらが便器に付着し黒ずみとなる場合もあります。
汚れの性質によって落とし方は変わる
汚れには酸性の汚れとアルカリ性の汚れが存在し、それぞれ落とすのに有効な成分が違います。間違った方法で掃除をしていては、なかなか黒ずみは落ちません。
しかし、汚れの性質を見極めるのは一般の方では難しいのも事実です。一つの方法で、落ちきらなかった黒ずみは別の方法で試してみることをお勧めします。
ガンコな黒ずみを簡単に落とす方法
黒ずみを解消する方法はいくつかあります。今回は中でも簡単に落とせるおすすめの解消法を3つご紹介します。
カビが原因の黒ずみは塩素系漂白剤で溶かす
一つ目の方法として紹介するのは、洗剤を使って黒ずみを溶かし、落とす方法です。
黒ずみがカビなどの酸性の性質を持っている場合、塩素系漂白剤が効果的です。塩素系漂白剤は、市販されている商品ではトイレハイターやカビキラーなどが該当します。
これらを黒ずみが気になる場所に吹きかけ、10分以上放置し、有効成分をしっかりと浸透させます。その後、トイレの水を流して完了です。
また、使用中はトイレ内をしっかりと換気し、素手で触れないようにしてください。
トイレの黒ずみを落とすトイレ用洗浄剤はこちらで紹介しています。
尿石や水垢が原因の黒ずみは酸性洗剤で擦る
黒ずみが塩素系漂白剤で落ちなかった場合、その汚れは尿石や水垢が原因のアルカリ性の汚れと考えていいでしょう。
その場合に有効なのは、サンポールやトイレのルックなどの酸性洗剤です。これらを黒ずみが気になる場所に吹きかけ、2〜3分待ってからブラシなどで擦ります。
その後、トイレの水を流せば黒ずみは綺麗に解消されるはずです。
たとえ塩素系漂白剤を洗い流した後でも成分が残っている場合があるため、どちらか片方を使った後は、1日以上空けてから使用するようにしましょう。
それでも落ちなければ削り落とす
上記の方法でも落ちないようなしつこい黒ずみは、物理的に削り取ってしまうのが1番早いかもしれません。
硬めのスポンジやゲキ落くんなどのメラミンスポンジ、または100円ショップやホームセンターなどで売られている耐水性サンドペーパーが効果的です。
これらを使用し、黒ずみを擦り、削り落としていきます。
ただ、これらは強く擦りすぎることで便器に傷をつけてしまう恐れがあるため、トイレのメーカーなどは推奨していない方法です。
また、使い終わった掃除道具はそのままトイレに流してしまうと、つまりの原因となるため注意が必要です。
まとめ
ガンコなトイレの黒ずみは、汚れの性質を理解し、それに合った方法で対処することで案外すんなりと解消することが出来ます。
ご自宅には塩素系漂白剤などのアルカリ性洗剤と、酸性洗剤を両方常備しておくことで、様々な汚れに対応できるためおすすめです。
その他のトイレ掃除オススメグッズはこちらでもご紹介しています。