「トレストン」という尿石除去剤は、名前のとおりトイレの尿石除去に使用できる薬剤です。
もしトイレの「つまり」や嫌なにおいに悩まされているのであれば、トレストンを使用することで状況を改善できるかもしれません。
トレストンとは?特徴とメリット
尿石除去剤「トレストン」についてなじみのない方も多いことでしょう。
この章では、トレストンの概要やトイレの「つまり」の原因でもある尿石について解説します。
トレストンはどんな商品?
トレストンは、塩酸系のトイレの尿石除去剤です。
有限会社プロケミという業務上薬剤(衛生・害虫除去・防カビなど)の研究・開発・販売をおこなっている企業から販売されています。
販売価格は2,420円(税込み)です。
尿石って何?
尿石は、尿に含まれる尿素・たんぱく質などが固まったものです。
ガンコに固まってしまったり、ブラシが届きにくい便器の縁や配管内に付着したりすると、掃除をしても簡単には除去できません。
トレストンの3つの特徴・メリット
トレストンには、他社の尿石除去剤と比較して3つの特徴・メリットがあります。
尿石除去の強いパワーがある
トレストンは、尿石除去の強力なパワーをもっています。
また、有限会社プロケミの公式ページにある実証結果においても、他社製品よりも強力に尿石を溶かすパワーが確認されています。
安全性が高い
トレストンは、独自技術によってトイレに使用する一般的な塩酸系の薬剤と比較して、塩酸の濃度を半分以下に抑えられています。
塩酸系の化学物質は、皮膚に付着したりすると健康被害を生じることもある劇物です。
トレストンは、除去力と安全性を両立しています。
嫌なにおいを消してくれる
トレストンは、塩素系のツンとする独特なにおいの少ない薬剤です。
トレストンの使用法と注意点
トレストンの使用方法と注意点について解説します。
使用法
トレストンは、業務用薬剤ではありますが、使用方法は一般的な塩素系の薬剤と変わりません。
配管内の詰まり解消と便器に付着した尿石をとる方法をそれぞれ解説します。
配管のつまりを取る方法
配管に詰まった尿石を除去するためには、以下の手順でトレストンを使用します。
<手順>
- ゴム手袋・マスクを装着します
- トイレにたまっている水を灯油用ポンプなどで吸い出します
(灯油用ポンプがない場合は、雑巾やタオルに吸わせてもOK) - 便器内にトレストンを100mlほど直接そそいで30分放置します
- 水を流して詰まりの解消を確認します
便器内に付着した尿石をとる方法
便器内に頑固な尿石が付着している場合、以下の手順で作業をおこないます。
<手順>
- 尿石の箇所に、直接トレストンをかけます
- フタをするようにトイレットペーパーをかぶせ、30分程度待ちます
- 水を流します
便器の裏側などのブラシで強く擦りにくい箇所などに有効な方法です。
注意点
トレストンを使用する際に特に注意しておくべき点は、2点あります。
1点目は、トレストンは尿石除去剤であるため、そのほかの「つまり」の要因に対しては効果を期待できないという点です。
トイレットペーパーや排せつ物に対しては、ラバーカップなどのトイレ「つまり」対策グッズ、異物の詰まりについては水道修理業者への依頼がオススメです。
2点目は、塩素系(アルカリ性)の薬剤と混ぜて使用しないことです。
トレストンは、他社の塩素系の薬剤よりも安全性が高いという特徴はありますが、塩素系の薬剤と混ぜた場合には「硝酸ガス」という危険なガスが発生します。
安全であるのは、あくまでも正しい用途で使用した場合に限られます。
そのほか、トレストンを使用する際にはラベルに記載された使用法をよく読んで、用途・用例を守って使用してください。
まとめ
トレストンは、プロの業者も使用するトイレの尿石除去剤です。
インターネットショッピングが利用できることにより、現在は一般利用者でも気軽に購入できるようになりました。
しかしながら、トレストンでも解決できない「つまり」も存在します。