トイレのフロートバルブ交換方法を徹底解説!知っておきたいコツや注意点

フロートバルブとは、トイレのレバーと繋がった鎖の先にあるゴムまたはプラスチックの栓のことを指します。このフロートバルブはトイレのレバーを回した時に便器内に水を流したり、止めたりする役割があります。

そのためフロートバルブに不調やトラブルが発生すると

「水が流れたまま止まらない」
「トイレの水が流れない」

などといった事態になってしまいます。

今回は、フロートバルブの交換方法を解説し、その際に知っておきたいコツや注意点を紹介します。

目次

フロートバルブ交換の目安

引用:https://jp.toto.com/support/repair/solution_t/01_3.htm

トイレの不調が確認されたら、トイレの蓋を開けてみてフロートバルブの状態を確認します。

フロートバルブについている鎖が外れていたり、フロートバルブが排水口から外れている場合、正常に機能しません。こういった状態であれば、鎖をレバーにひっかけたり、排水口にはめ込むことで問題は解決するはずです。

しかし、経年劣化などでフロートバルブの故障や劣化が見られた場合、新しいものに交換する必要があります。

フロートバルブの耐久年数の目安は設置後7年〜10年ほどとされており、これを過ぎている場合、トラブルが発生しやすくなります。

自分でフロートバルブを交換する

新しいものに交換する作業は意外と簡単に行うことができ、しっかりと手順を覚えることで個人で作業を行うことが可能です。
早速フロートバルブ交換の手順について解説していきます。

交換に当たって必要なもの

  • 新しいフロートバルブ
  • モンキーレンチ
  • マイナスドライバー

フロートバルブは、ホームセンターやご使用のメーカーのホームページなどで購入することができます。購入の際はなるべく使っていたものと同じ品番のものを購入するようにしてください。

フロートバルブの選定からすべて任せられる安心のトイレ修理業者はこちらでご紹介しています。

①トイレの止水栓を閉める

作業を行う前にトイレの止水栓を閉めるようにしてください。これを行わずに作業をすると水が溢れ出るなどのトラブルにつながるため注意が必要です。

止水栓はトイレの壁とタンクを繋ぐ排水管に取り付けられている場合が多く、止水栓の溝をマイナスドライバーで時計回りに回すことで閉めることができます。

②タンクの蓋を開ける

止水栓を閉めたら、トイレのタンクの蓋を外します。蓋は垂直に持ち上げることで簡単に取り外すことが可能です。ただし、手洗い付きタンクの場合、蓋に給水の管が接続しているため、モンキーレンチで取り外してください。

ペネロペ
トイレの蓋は陶器製であることが多いため扱いには十分注意して行ってください。

③レバーに繋がるフロートバルブの鎖を外す

フロートバルブはトイレのレバーと鎖で繋がっています。その鎖をレバーから取り外しましょう。

鎖はレバーに引っかかっているだけなので簡単に取り外すことが可能

です。

また、取り外したチェーンは下に落としておきましょう。

④フロートバルブを取り外す

続いて、フロートバルブが取り外します。フロートバルブはオーバーフロー管と呼ばれる筒に2箇所引っ掛かるような形で固定されています。

これらを内側と外側の2箇所、ずらすようにして取り外しましょう。

⑤新しいフロートバルブを取り付ける

古いフロートバルブが設置されていた通りに新しいフロートバルブを取り付けます。この際、2箇所の穴にしっかりと固定されるように取り付けてください。

詳しい取り付け方法は購入したフロートバルブの取扱説明書をよくご覧ください。

フロートバルブが設置できたら、鎖をレバー部分に引っ掛けます。

⑥必ず動作確認を行う

ここまでの工程が完了したら、蓋を閉める前に止水栓を開き、水を流して動作確認を行います。問題なく水が流れ、良きところで水が止まるようであれば作業は完了です。

まとめ

トイレのフロートバルブは普段目につかない場所にあるため、損傷や不具合がわかりづらい部品となります。

耐久年数が過ぎた部品は急な故障の原因ともなるため、新しいものに交換するなど日々のメンテナンスが大切です。

ペネロペ
自分で交換する場合はしっかりと手順を覚え、正しい方法で行うようにしましょう。
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