トイレの水が止まらなくなった。流れなくなったという症状はトイレに多くみられるトラブルの一つです。これらの不具合の原因はトイレのタンク内にあるボールタップにあるかもしれません。
今回は、自分で簡単にできるトイレのボールタップを交換する方法についてご紹介します。
ボールタップはどんな役割があるの？
皆さんはトイレのボールタップの役割をご存知でしょうか。タンク内にあることから実際にどのような働きをしているのかわからないという方も多いかもしれません。
ボールタップはトイレのタンクの蓋を開けたときに見える浮き球がついた部品です。これはトイレの水を流したことで減ったタンク内の水を補給する役割があります。
そのため、ボールタップが何らかの不調を起こし、浮き球が下がったままになったり、弁が開かなくなったりする事で、水が流れない、止まらないなどといったトラブルが引き起こされるのです。
自分でボールタップを交換する方法
引用：https://jp.toto.com/support/repair/solution_t/01_2.htm
ボールタップが劣化などで機能しなくなった場合、新しいものに交換することで問題が解決されます。
ボールタップの交換はそれほど難しい作業ではないため、手順をしっかり覚えることで自分で行うことが可能です。
交換に当たって用意するもの
- 新しいボールタップ
- モンキーレンチ
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
ボールタップ本体はホームセンターやご使用のメーカーのホームページなどでも購入することができます。
購入の際は今まで使っていたボールタップと同じメーカーのものにすることで対応可能な製品を購入することができます。
ペネロペ①止水栓を閉める
トイレの壁からタンクへと接続されている排水管に止水栓が設置されています。
止水栓はマイナスドライバーを差し込み時計回しに回すことで閉めることができます。
②タンクの蓋を開ける
止水栓を閉めたら、次にトイレのタンクの蓋を取り外します。
ペネロペただし手洗い付きのタンクの場合、蓋に給水の管が繋がっている為、ナットをモンキーレンチで取り外す必要があります。
③ボールタップを取り外す
タンク内のボールタップと給水管を繋いでいるナットをモンキーレンチで取り外します。
続いて、ボールタップとタンクを繋いでいるナットも取り外します。これでボールタップを取り出すことができるようになりました。
④新しいボールタップを取り付ける
古いボールタップを取り外したら、新しいボールタップを取り付けていきます。
もともとボールタップが差し込まれていた穴に設置し、パッキンやナットなどを適切に取り付けてください。ボールタップの説明書をよく見て、パッキンを入れ忘れたり、ナットに緩みがないよう取り付けます。
⑤動作確認をする
新しいボールタップを設置し終えたら、蓋をする前に止水栓を開き、トイレの水を流して動作確認をしましょう。正常に水が流れタンク内に水が貯まるようになったら交換作業は完了です。
まとめ
トイレのボールタップは経年劣化などによりどうしても不具合を起こしやすい部品でもあります。
耐久年数はトイレを設置してから7年〜10年が目安とされており、それを過ぎたボールタップは急なトラブルを招く可能性もあるため、時期がきたら新しいものに交換するなどのメンテナンスが重要です。
メンテナンスや修理が難しいと感じたらプロのトイレ修理業者にお任せしましょう。
