トイレの寿命はいつ?各部品ごとの寿命と交換する際の費用を解説

毎日使用するトイレですが、各部品ごとに交換時期の目安があります。

寿命を越えた部品は経年劣化などを起こしやすく、破損、水漏れなどの原因となります。適切に部品の交換を行うことでそういったトラブルを未然に防ぐことが可能です。

今回は、トイレの各部品ごとの寿命を解説し、交換する際にかかる費用などもご紹介します。

目次

便器周辺部品の寿命と交換費用


基本的に陶器製である便器部分は、損傷がなければ100年はもつとも言われています。

ペネロペ
そのため普通に使用していれば便器部分そのものの交換は必要ありません。

しかし、思わぬトラブルで便器部分を傷つけてしまった場合や、温水洗浄機や便座部分などは経年劣化を起こしやすい部品でもあります。

温水洗浄機の場合

温水洗浄機(ウォシュレット)は電化製品のため、他の家電と同じように一定の時期が来れば交換する必要があります。

製品によっても違いますが、設置から7年〜10年が寿命とされており、これを過ぎると

  • 「スイッチを押しても作動しない」
  • 「温水が出ない」
  • 「水漏れを起こすようになる」

など様々な不具合が生じる可能性があります。

交換する際の取り付け費用は7千円〜1.5万円が相場となっており、リモコン部分が袖タイプの方が安く、壁タイプの方が高額になります。また、これは温水洗浄機の本体価格を抜いた取り付け費用の目安となります。

ウォシュレットの水漏れ原因と対処方法はこちらで紹介しています。

便座部分の場合

便座部分は損傷がない限り使い続けることができますが、設置より10年を過ぎると消えない黒ずみや黄ばみなど汚れが目立つようになってきます。

また、毎日座ることで経年劣化によるひび割れなどが起きる可能性があります。その場合は使い続けると危険なため速やかに交換するようにしましょう。

交換する際の取り付け費用は1.5万円〜2.5万円が相場となっています。

これとは別に便座の本体価格が必要になりますが、

  • 「普通便座」
  • 「温水洗浄便座」
  • 「暖房便座」

などの種類によって価格に大きな差があるため事前にチェックしておきましょう。

便器に傷やひび割れなどが起きた場合

基本的に交換の必要がない陶器製の便器ですが、重いものを落としてしまい傷やひび割れなどの損傷が起きてしまうケースがあります。

陶器という性質もあり、損傷したまま使用することは非常に危険なため、便器の交換が必要になります。

便器の交換はトイレ全体の交換となり、工事費用が5万円〜20万円が相場となっています。

こちらもシンプルな普通便座にするのか、最新の機能が充実したものにするのかで費用が大きく変わります。

タンク周辺部品の寿命と交換費用


水洗トイレのタンク内には様々な部品が使われており、これらは経年劣化をしやすい部品でもあります。

交換時期を過ぎても使い続けることで、不具合や水漏れなどのトラブルの原因となってしまうため注意が必要です。

タンクの場合

トイレを使っていてタンク内を見る機会はあまり無いかもしれませんが、様々な部品が使われています。

排水口の開閉を行い水を流したり止めたりする役割がある「フロートバルブ」やタンク内に水を貯める役割をする「ボールタップ」。タンク内の水量を調節する「オーバーフロー管」などです。

これらは、プラスチックやゴムなどで出来ており、摩耗し経年劣化しやすい部品と言えます。

部品の寿命は設置してから7年〜10年程とされており、これが交換時期の目安となります。

部品交換かタンク全体の交換か

交換する際の取り付け費用は、タンク内の部品のみを交換するのかタンク全体を交換するのかで大きく変わってきます。

タンク内の部品のみの場合、5千円〜1万円ほどが相場となっています。一方、タンク全体の交換が必要な場合は、10万円〜15万円ほどの費用がかかります。

便器とタンクが別々になっている「組み合わせタイプ」のトイレであればタンクのみの交換が可能ですが、便器とタンクが一緒になった「一体型タイプ」の場合、トイレ全体の交換となってしまうため注意が必要です。

まとめ

生活で無くてはならないものだからこそ、トイレのメンテナンスは重要であり、部品の寿命を意識し必要であれば新しいものに交換をするようにしましょう。

大きなトラブルが起きてからの修理では、トイレ全体の交換をしなくてはならないなど、多額の費用がかかってしまう恐れがあります。
トラブルが起きる前に、各種部品の交換などで常日頃からメンテナンスを行っていくことが大切です。

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